2023オーストラリア研修体験談 4⃣
10日間のオーストラリア研修
東京理学療法学科4年 齋藤 奏実
私は、健康意識の違いなど、文化について興味があり、オーストラリア研修に参加しました。
オーストラリア研修では、2回の授業が実施されました。
1回目の授業では、解剖学と生理学の内容を中心に筋肉の収縮メカニズムや種類や特徴、遺伝的要素などについて詳しく学び、理解が深まりました。筋肉名を英語で習い、由来も理解しながら学ぶことが出来て楽しかったです。
2回目の授業は「エキセントリック(伸張性筋収縮)運動」について学びました。eccentric運動とは、収縮している筋肉が伸ばされる、筋活動が主となる運動のことです。eccentric運動は年齢や性別関係なく、スポーツ医科学、看護、高齢者の健康増進など、どの分野でも対応できると知り驚きました。
現地の高齢者を対象としたワークショップに一緒に参加し、60代後半~90代前半の高齢者の方に向けての健康促進を目的とした運動を行いました。立位姿勢から椅子に座る動作をゆっくり行ったり(eccentric運動)、頭を使って、手や足を動かす運動を行いました。少し難しく感じましたが楽しかったです。現地の高齢者の方々と交流することが出来て、健康意識が高いと感じ、とてもよい経験となりました。
また、施設見学では、トップアスリートを対象にした強化訓練施設を見学しました。
オーストラリアは南半球に位置しているため、世界大会が実施される場所と環境が違うことが多くあります。そのため、気温や酸素濃度を調節ができる部屋あり、実際に現地にいなくても同じ環境設定でトレーニングができるようになっていました。
そこでは、選手が良い状態で競技に臨むことが出来るように理学療法士が運動指導を行っていて、日本との違いを知りました。
オーストラリアの生活では、飲食店は21時に閉まることやシッピングモールは17時ぐらいに閉店するなど全体的に早いと感じました。
スーパーでは全体的に量が多く、日本には売っていないものなどたくさんありました。日本との違いが感じられて楽しかったです。
この研修を通して、普段の学校生活では感じることのできない貴重な体験ができました。
もし迷っている方がいたら、ぜひ一歩を踏み出してほしいです。