2024シンガポール研修体験談 4⃣
「言語の壁を超えた友人、本当の学びはここにある!」
医療福祉学科2年 菊見 侃汰
私が今回の研修に参加した目的は「福祉に関する知識を増やす事、また自身の中で国単位での比較対象を見つける」というものでした。初の海外渡航という事もあり、内心舞い上がっていましたが、事前研修で早速「言語」という分厚い壁にぶつかりました。
英語に関しては全く話すことが出来ず、事前研修で行われた英語の訓練では失敗続きで、少しでも自身の意思表示が出来れば良い方でした。
また、私の所属する医療福祉学科は事前に準備していた資料を基にプレゼンテーションを行いましたが、その中でも言語の壁を感じました。普段とは異なり慣れない言語を使いプレゼンをした為思い通りにいかず少し悔しい経験もしました。
ここまで聞くと「英語が出来なければ苦労するだけでは?」と思うかもしれませんが、
それは些末なもので、講義では担当の方が通訳をしてくれることもあり、常に新しい事を知ることが出来、現地で組んだバディ達は長い付き合いとなる友人になります。
次は今回の研修で訪れた場所、講義についてです。
2日目はUSSに行きました。アトラクションの豊富さはもちろん、バディ達とのアイスブレイクの場として親睦を深める良い機会でした。他にも7日目はバードパラダイス等動物園に行きバディ達と残りの時間を分かち合いました。
主な講義内容は制度や方針についてでしたが、福祉に就くならば必ず聞く虐待についても話を聞くことが出来ました。さらに、見たことの無い制度や考え方ばかりでどれも新鮮に感じ、当初の目的である「福祉に関する知識を増やす事、また自身の中で国単位での比較対象を見つける」という目的の大部分を果たすことができました。
シンガポールの食文化は日本の出汁文化と異なり中国や東南アジアの文化を取り入れている為、油を主とした食文化で味が濃くまた、外食文化という事もあり野菜が少ない傾向にありました。ですが、食事は全般的においしく日本食が恋しくなることは一日もありませんでした。また、知らないお店ばかりで買いものなどで苦労するかと思いましたが、多国籍企業であるドン・キホーテや無印良品など一度は目にしたことのあるお店も多かった為リラックスして買い物が出来ました。
初の海外でしたが貴重な体験も多く、今回の研修で知識の幅広さ、周囲とつながりを持ち広げていく事の大切さを自身の身をもって学ぶことが出来ました。
興味がある方は奮って参加してみてはどうでしょうか?