2024オーストラリア研修体験談 ⑧
非日常と思い出
看護学科1年
篠原 慶明
オーストラリア研修では、毎日が学びにあふれていました。私は周囲の人よりも英語を話せたため、通訳を介さずに相手の言葉を直接聞き取ることができ、より「生きた英語」を学ぶ貴重な機会となりました。病院見学では、先生と英語でコミュニケーションを取りながら学習を進めることができ、とても有意義な時間を過ごしました。
特に印象的だったのは、宗教に応じて病院に牧師が常駐しているという点です。これは、患者一人ひとりの価値観や信念を大切にしていることの表れであり、多民族・多文化が共存するオーストラリアならではの支援体制だと感じました。このような取り組みからは、個人の尊厳を重視する医療の在り方について深く学ぶことができました。
休日には、スカボロビーチやロットネスト島など自然豊かな場所にも足を運びました。どのビーチでも、日本と比べて波が高く力強い印象を受けました。事前に潮の流れなどを知らずに入るのは少し怖さもありましたが、夕方に訪れた際の美しい夕日は忘れられない思い出となりました。
また、自由時間には現地の人と直接会話する機会も多く、自分の英語力を存分に活かすことができました。普段関わることの少ない上級生や他学科の学生たちとも交流を深めることができたのは、この研修ならではの魅力だと思います。最初は知っている人が少なく不安もありましたが、様々なアクティビティを通じて自然と仲良くなり、楽しい時間を共有できました。
最後に、この研修は、勉強だけでなく思い出作りや将来の選択肢を広げるという意味でも、とても価値のある経験でした。普段は勉強に忙しい看護学生でも、この期間は大学のことを一旦忘れて、新しい知識とたくさんの思い出を得ることができます。ぜひ多くの人に参加してほしいと思います。