シンガポールリハビリテーション研修体験談 ⑥
シンガポール研修を通して
医療科学部東京理学療法学科2年
染野 美優
この度、シンガポール工科大学(SIT)の受入れのもと、私たちは「シンガポールリハビリテーション研修」に参加し、実践的かつ異文化的な学びを得ることができました。
プログラムでは、まず都市の歴史や未来設計を学ぶ SG City Galleryの見学からスタートし、続いて発達支援教育施設 Rainbow Centre、知的障害者支援を行う MINDS、さらに地域病院として Kwong Wai Shiu Hospital および Khoo Teck Puat Hospital、Yishun Community Hospitalを訪問しました。
施設見学を通して、それぞれの施設の目的や対象者に合わせたリハビリの取り組みを見ることができました。どの施設でも共通していたのは、理学療法士だけでなく、医師や看護師、作業療法士、ソーシャルワーカーなど、さまざまな職種がチームとして密に連携している点でした。患者さん一人ひとりに対して「どんな支援が必要か」を全員で考える姿勢が強く感じられ、チーム医療の重要性を改めて実感しました。国は違っても、患者さんを第一に考える姿勢は共通していることを実感しました。
シンガポールでの生活面では、街が基本的にとても清潔で、安全に過ごせる環境が整っていました。公共交通機関も発達していて、移動もスムーズでした。食事は多国籍で、ホーカーセンターなどでは中華・マレー・インド料理など、様々な文化の味を楽しむことができました。多くの料理が香辛料が効いていて、日本ではなかなか食べられない味が多く、とても新鮮でした。
景色には何度も圧倒させられ、特に夜景はとてもきれいで、毎日夜観光するのが楽しかったです。
学生との交流を通して、英語に自信がなくても積極的に話しかける、会話をすることが大事だと思いました。SITの子達はとてもフレンドリーで優しくて、拙い英語でも一生懸命伝えようとすれば必ず受け止めてくれます。言語の壁があるからこそ、お互いの想いが伝わって会話ができた時にはとっても嬉しかったです。
今回の研修を通して、チーム医療におけるコミュニケーションの重要性や、文化や価値観の違いを理解したうえで支援する大切さを学びました。また、英語で自分の考えを伝えることの難しさを感じつつも、実際に挑戦する楽しさもありました。
今後は今回の研修経験を活かして、日本でも多職種の連携を意識し、一人一人の生活背景を大切にしながら、より広い視点で患者さんを支えられる理学療法士を目指したいと思います。
初めての海外で不安や緊張もあったけれど、とても充実していい経験になった10日間でした。